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神田川笹塚支流(かんだがわささづかしりゅう)は、かつて東京都杉並区、渋谷区および新宿区を流れていた神田川の支流である。昭和30年代に暗渠化され、東京都下水道局の落合処理区十二社幹線(延長2.3km、流域面積3.2km^2)〔沼田麻未, 福岡捷二, 入澤昭芳. "豪雨時における神田川への大規模下水道幹線からの流入流量ハイドログラフの推算" 水工学論文集,第57巻,2013年2月.〕として利用されている。なお、渋谷区の公文書には固有の名称は見られず、一貫して神田川支流と記載されている。 == 名称 == 神田川の支流の中では比較的大きな支流であり、橋跡などの痕跡にも多数残されているにもかかわらず、固有の河川名がはっきりとしない。 ;東京都下水道局十二社幹線 法律上の名称。現在は河川ではなく公共溝渠(下水道)に分類されているため。 ;神田川支流 渋谷区の公文書〔『渋谷区地域防災計画』(平成19年修正)風水害対策編第1部 風水害予防計画. 2007年.〕に登場する名称。渋谷区では区内の河川を、水系別に①渋谷川、②渋谷川支流、③宇田川、④宇田川支流、⑤神田川支流、の5つに大別すると記載されている。それ以前では昭和30年代に暗渠化されたことが渋谷区の広報誌に何度か記述されているが、ここでも一貫して「神田川支流」と表記されている。 このためWeb上では、ほかの神田川の支流との区別のために付近の地名を採って「幡ヶ谷支流」「笹塚支流」などと記載されていることがある。 ;和泉川 戦前に編纂された中野区の歴史書〔『中野區史』1943年東京市中野区役所編〕に、幡ヶ谷台地を流れる河川としてこの名称が登場する。なお、現在の流路の大部分を占める渋谷区の歴史書にこの名称は見られない。 ;玉川上水幡ヶ谷村分水末流 明治時代の東京府水車管理資料に登場する名称。玉川上水幡ヶ谷村分水の下流に位置することから。幡ヶ谷村の部分は「玉川上水幡ヶ谷村分水末流」とされている。この資料の角筈村の部分の記述では神田上水助水堀と混同されているので、一部流路は合流していたのかもしれない。 ;逆さ川 鈴木理生氏の著書『江戸の川・東京の川』(1989年井上書院)に登場する名称。上流部の玉川上水から盗水した水路の名称。 ;地蔵川 本町小学校の脇には地蔵橋という橋が架かっていたため、付近では「地蔵川」と呼ばれていたという伝承がある。しかし渋谷区の歴史資料には一切その名前は記述されていない。 ;砂利場川 合流点付近の地名より。明治17年の田用水に関する調査〔「用水名稱 別ニ無之(幡ヶ谷村ハ玉川上水ヨリ樋口ヲ以テ引取ル。右流末角筈村ニ入リ該川涯ニテ砂利ヲ堀取ル故ニ亦砂利場川トモ云フ。」と記載されているという。〕に記載されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神田川笹塚支流」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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